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文句や愚痴を言うだけじゃなくて、一緒に創っていくんだ!(マンスリーサポーターキャンペーン)

文句や愚痴を言うだけじゃなくて、一緒に創っていくんだ!

島前高校では4/8に始業式、4/9に入学式が行われ、1年生を迎えた新しい年度がスタートしました!
島外生が生活する寮においても新入生が入寮し、雰囲気も心機一転。
そんな中、2年生に進級した男子生徒たちが寮の中で集まって話し合いを行ったとのこと。そこで主催者である生徒が伝えた最後の一言がこちら。

「この寮には悪いところがあるのは分かる。でも文句や愚痴を言うだけじゃなくて、一緒に創っていくんだ。俺達が住んでる寮なんだから、寮のことを悪く言って終わりじゃなくて、どうしたら良くなるかを一緒に考えよう。分からなければ相談してほしい。」


 

そんな最後の言葉を発した生徒、梅木岳人くんに応援メッセージをいただいたので、ご紹介します。

受け入れる大切さを学ぶことが出来ました。

Q. 自己紹介をお願いします。

A. 梅木岳人です。出身は、鹿児島県南大隅町で陸の孤島と言われる本土最南端の町です。部活はヒトツナギ部、野球部に所属しています。


Q. 在校生として感じる島前高校の魅力はなんですか?

A. 私にとっての島前高校の魅力とは、広く色んな年代の方と関われることだと思います。例えば、夢探究の授業の一貫で幼稚園児から高齢者の方まで関わる機会があります。これは本当にすごいことだと思って。地域に愛されていると感じる場面が多々あります。

Q. 島前高校だからこそ得られた経験や、身についた力は何ですか?

A. 全ての事は正しいと思うようになりました。それは島前高校に関わる多くの方々が、それぞれ違うものに熱量を持って向き合う姿を目の当たりにしたからです。それらを自分と違うからといって貶めるのではなく、受け入れる大切さを学ぶことが出来ました。

Q. 最後に何かメッセージをお願いします。

A. この活動が広がり、更に島前地域に興味を持ってくれる方が多くなることを願っています。頑張ってください。

人と繋がる力が身につきました。(マンスリーサポーターキャンペーン)

今回も卒業生からいただいたメッセージをご紹介します。しかも今回はこの3月に卒業したばかりのピカピカの卒業生!!
彼女たちから見た直近の隠岐島前高校、そして島前の様子をぜひお読みください!


人と繋がる力が身につきました

Q. 自己紹介をお願いします。

A. 高本亜梨紗、熊本県出身です。高校では女子バスケットボール部に入っていて、マイプロ(探究活動)に力を入れていました。

Q. 島前高校での魅力は、何があると思いますか?

A. 夢探究という総合的な探究の授業です。4人チームになって、地域の課題や魅力を見つけ、実践していく授業です。 テーマ設定からチームで行います。分野や選択肢など何もない提示されない状態からのスタートで、テーマを決めるプロセスにもチームで躓いたりします。チーム活動を約1年間という長いスパンでできるのも、特長だと思います。
チームメンバーの構成は、私の学年は、生徒で選ぶことはできませんでした。社会に出たら、選べないこともあるという当たり前のことの練習試合ができたと思います。誰とでも活動できるように少しなれたと思います。 学年部の先生やコーディネーターが週1回という頻度で、夢探究についてのMTGをやっていると聞き、みんなの熱が集まってるなと感じました。

Q. 島前高校だからこそ得られた経験や、身についた力は何がありますか?

A. 自分の生き方を切り開けるようになったことです。
おそらく島前高校じゃなかったら、頭ではやりたいことを好きにしていいと思っていながらも、実際に卒業後の進路は世間のレールに乗っかり当たり前のように大学進学を目指していたのではないかと思います。卒業後の進路のような大きな選択から日常の小さな選択をする中で、頭だけではなく、自分で決め行動できるようになりました。
また、人と繋がる力が身につきました。自分の想いを語り、島内外のいろんな人を紹介して頂きました。六次の隔たりという考えがありますが、いろんな人と繋がった経験から、全世界の人と繋がれるんだという自信がつきました。


Q. 何かメッセージはあればお願いします。

A. 島前地域は、教育魅力化の発祥の地です。島前地域の強みは、10年以上の歴史の中で、幹のようなのが醸成され、関わる人が変わりながらも受け継がれています。そして、常に新しいこと、おもしろそうなことを本気で取り組む人がたくさんいます。卒業し島を離れますが、今後の魅力化プロジェクトも楽しみですし、島前で育ったことに誇りを感じます

たくさんの人が応援してくれるとこが魅力です!(マンスリーサポーターキャンペーン)

今回も卒業生からいただいたメッセージをご紹介します。しかも今回はこの3月に卒業したばかりのピカピカの卒業生!!
彼女たちから見た直近の隠岐島前高校、そして島前の様子をぜひお読みください!


たくさんの人が応援してくれるとこが魅力です!

Q. 自己紹介をお願いします。

A. 小前陽菜、お隣の西ノ島町出身です。高校では女子バレーボール部に所属していました。特に力を入れていたことは、たくさんの人と話すことです。

Q. 島前高校に通ってみて、どんな魅力があったと思いますか? 

A. たくさんの人が応援してくれるとこが魅力です!島前地域には、知り合いでなくてもお互いに応援し合えるような雰囲気があり、それが島前高校にもそのまま表れているなと感じます
また、夢探究やグローバル探究などの探究活動を行ったり、プロジェクトを立ち上げたり、島前高校の生徒には挑戦する機会が多くあります。たくさんのことに挑戦し、またその難しさを知っているからこそ、お互いに心から応援をすることができると3年間を通して実感しました。
実際に私もグローバル探究に参加する時や受験の時、同級生や後輩、先生方など、たくさんの方が応援してくれて凄く心強かったです!

島前高校の体育祭での写真

Q. 島前高校だからこそ得られた経験や、身についた力ってありますか?

A. 先輩後輩と関わる機会が多いことはいい経験だったなと思います。高校で行われる夢探究は同級生と取り組みますが、グローバル探究は学年関係なく取り組みます。
また、島前高校と連携をとっている学習センターでは、学年関係なく何気ない話や深い話をしてみたり、勉強面では先輩が後輩に教えたり、時には後輩が先輩に教えたり…と、色々な形で関わる機会が多くあります。
同級生はもちろんですが、先輩も後輩も尊敬できる人がたくさんいるので、話していてとても楽しいですし、その中で先輩後輩との関わり方を学ぶことが出来ました!

Q. 最後に、メッセージをお願いします。

A. 島前高校の先生、魅力化スタッフさんをはじめ、たくさんの魅力的な島前の方々のおかげで、18年間でも1番濃く、自慢できるような3年間を過ごすことができました。沢山の学びがあり、楽しく、そして大きく成長できたと思います。
本当にお世話になりました。これからも頑張ってください!

島前高校の魅力は、島内生と島外生が一緒になって学べること(マンスリーサポーターキャンペーン)

島前高校の卒業生からのメッセージをご紹介します。
今回は島前出身のお二人からです。


島前高校の魅力は、島内生と島外生が一緒になって学べること

Q. 自己紹介をお願いします。

A. 島根県海士町出身で、2018年島根県立隠岐島前高等学校を卒業しました。自治体推薦制度で法政大学現代福祉学部福祉コミュニティ学科に入学し、大学では主にまちづくりについて学び、ゼミではゼミ長を務めました。
2019年10月〜2020年12月に、一般財団法人地域活性化センターで長期インターンシップを経験し、大学卒業後は都内の民間企業で就職しました。

Q. 島前高校だからこそ得られた経験や、身についた力は何ですか?

A. 島前高校だからこそ身についた力は行動力と挑戦力です。高校入学当初、島外から来る生徒は意欲的な子が多く私を含め島出身の生徒たちは気後れして消極的になっていました。それが悔しくて、生徒会長に立候補しました。結果は落選でしたが、その後も選手に主体性を求める監督の下バレーボール部の主将を務めたり、東北の南三陸に一人でボランティアに行くなど、自ら主体となって様々なことに挑戦してきました。自分が積極的に行動したことで自分の行動が周囲に変化をもたらすことを学び、ひとつ壁を超えることができました。


Q. 卒業して感じる島前高校の魅力は何ですか?

A. 島前高校の魅力は、島内生と島外生が一緒になって学べることです。ずっと島で育ってきた私は「ここは島だし、自然ばかり、海しかない」と言いがち、思いがちで、島のことが当たり前すぎて、どちらかというと否定的なっていました。しかし、実際に島外から来た生徒に話を聞いていくうちに、「そういう自然、海、伝統文化がいいんだよ」と、自分たちが当たり前だと思っていたところに価値があると教えてもらうことが多くありました。積極的に行動し、改めて島の価値に気付かされるという繰り返しの3年間を過ごせました。


Q. 最後にメッセージをお願いします。

A. 応援しています。

今でも私の自信に繋がっています。(マンスリーサポーターキャンペーン)

島前高校の卒業生からのメッセージをご紹介します。
今回は島前出身のお二人からです。


今でも私の自信に繋がっています。

Q. 梅田さんの自己紹介をお願いします。

A. 海士町出身の梅田です。現在は大阪で元気に会社員として働いています!

Q. 島前高校だからこそ得られた経験や、身についた力は何ですか?

A. 海士の子!!っていう意識がとても強くなったんじゃないかと思います!島外生が来て、島外生が色んなところで歓迎されたり講演に参加している事を知ると無性に焦りました。海士の子が選んで島前校に行ったのに何も出来てない思いでした。島前の子も色々参加したいから!って部活を辞めてグローバル探究や講演に参加していました。やりたい事を口にだす、実際に行動して最後まで出来た事が今でも私の自信に繋がっています。

 

Q. 卒業して感じる島前高校の魅力は何ですか?

A. 沢山の大人がサポートしてくれて、その機会を享受できる事が島前高校の魅力なんじゃないかと思います。夢探究や学習センター、地域活動のサポートもそうですが、高校生がチャンスを逃さないようにしてくれていたんだと卒業後に気づきました。私が生徒だった時は沢山外の大人が塾や学校に来て講演をしてくださっていました。島にいるだけでチャンスを掴める機会は本土の高校生より少ないと思っています。その中で外の大人が来ることは新しい知見を広げる貴重な機会でした。その機会を知らないうちに享受出来ていたのが島前高校の魅力だと思います。

Q. 最後にメッセージをお願いします。

A. 社会人じゃなかったら大人の島留学したかったです!同級生の様子を見ながらいいなぁと思っていました。笑
大好きだった場所がずっと続いていってほしいと思っています。これからのますますのご活躍期待しております。

島前高校で得られた経験は、各人の良さを認め合う風土の中での生活経験。(マンスリーサポーターキャンペーン)

島前高校の卒業生からのメッセージをご紹介します。
今回は島留学で島前高校に通った三人の卒業生からです。


高校で得られた経験は、各人の良さを認め合う風土の中での生活経験。

慶應義塾大学総合政策学部2年(休学中)/ 株式会社むじょう 代表取締役 / NPO法人ムラツムギ 代表理事

 

Q. 島前高校だからこそ得られた経験や、身についた力は何ですか?

A. 評価のものさしが勉強だけではなく、各人の良さを認め合う風土の中での生活経験です。

 

Q. 卒業して感じる島前高校の魅力は何ですか?

A. 従来の学びそのものを問い直す姿勢です。

 

Q. 最後にメッセージをお願いします。

A. 託すー託されるの関係において、託す側の責任(ex.青写真として掲げる正の連鎖が必ずしも正なのか等)についても問われる、意義深い活動と感じました!応援しています!

卒業しても切れない「つながり」があること(マンスリーサポーターキャンペーン)

島前高校の卒業生からのメッセージをご紹介します。
今回は島留学で島前高校に通った三人の卒業生からです。


卒業しても切れない「つながり」があること

皆さん、こんにちは!2019年度に隠岐島前高校を卒業しました、山口結衣と申します。岡山県の倉敷市で生まれ育ち、隠岐島前高校への進学を機に、海士町へ“島留学(現:地域みらい留学)”という形でやってきました。現在は、東京都の巣鴨にキャンパスを構える大正大学へ通っています。地域創生学部に所属しており、日本の地域が抱える課題や地方創生の取り組みなどについて学んでいます。

 

Q. 島前高校だからこそ得られた経験や、身についた力は何ですか?

A. ひとつは寮生活ですね。全国各地からやってきた人達と共に生活する中で、当然育ってきた環境や考え方が違う者同士ですから、衝突することが何度もありました。しかし、3年間も一緒に暮らしていくとなると、お互いに相手を分かろうと努力するんですね。そして、いつの間にか“友達”の枠を超えた特別な存在になっている。そんな人達と一緒に生活できた思い出は、今でも私を支えてくれています。
もうひとつは、マイプロジェクトの経験です。マイプロジェクトっていうのは、自分が感じた課題や自分のやりたいことをテーマにプロジェクトを立てて、アクションを起こしていくというものなんですが。私は高校3年間、地域の小学校に通って、高校生と小学生の交流の場をつくる活動を行っていました。活動を続ける中で、何度も「もうやめようかな…」「自分にはできない」と感じることがありました。そんな時に、「大丈夫か?」と心配して声をかけてくれる大人、「山口ならもっとやれる!」と背中をおしてくれる大人が周りに沢山いました。時には、「何やってんだよ!」と厳しいことを言われることもありましたが…(笑) そうやって自分を気にかけてくれる大人が近くに、しかも沢山いてくれたからこそ、臆しながらも新しいことに挑戦していくことができました。

マイプロジェクトの発表!

 

Q. 卒業して感じる島前高校の魅力は何ですか?

A. 卒業しても切れない「つながり」があることだと思います。同級生の子とは、卒業した今でも月1で会ったり、電話をしたりしています。きっとこの先もずっと切れないつながりだと思います。大人の方も、私がSNSでふらっと投稿した内容に対してコメントをくれたり、「元気かー?」といったメッセージを送っていただくことがあります。また、以前1年半ぶりぐらいに海士町へ帰った時には、「おかえり!よく帰ってきたね。」と、とても温かく迎えてくれました。それらひとつひとつが、卒業して島を離れた身だからこそより嬉しく感じますし、何かあったときに頼ってもいいつながりや、しんどくなったときに帰れる場所があるおかげで、今の慣れない環境でも頑張ることができています。

 

 

 

 

 

 

 

Q. 最後にメッセージをお願いします。

A. 今回のキャンペーンを通じて、これからの島前を共に創る輪が広がることにワクワクしています。また、形がなかったとしても、島前を、島前の子ども達を応援してくれる存在がいるということは、子ども達にとってとても大きな支えになると思います。私は、島前でのいい大人、いい仲間との出会いで人生が変わりました。なので、今度は私も与える側になっていきたいです。  この様な素敵で温かい循環がこの先も続いていきますようにとの願いも込めて、これからの挑戦を応援しています!

気になったら「やってみよう!」の行動力がついた!(マンスリーサポーターキャンペーン)

島前高校の卒業生からのメッセージをご紹介します。
今回は島留学で島前高校に通った三人の卒業生からです。


気になったら「やってみよう!」の行動力がついた!

Q. 田部未空さんの自己紹介をお願いします。

A. 高知県出身。隠岐島前高校2018年度卒業生です。 中学生の時に「こうちこどもファンド」という制度でまちづくり活動に関わるようになり、高知のことが好きになり、「地方創生」をより学んでみたいと3年間、隠岐島前に島留学しました。 現在は地元高知県に帰り、高知大学地域協働学部に在籍しています。高知の集落に入り、地域の文化や歴史のこれからを考え、次世代に受け継いでいくにはどのようにすればよいか、日々模索しています。

海士でも行った「島っ子ビレッジ」

Q. 島前高校だからこそ得られた経験や、身についた力 は何ですか?

A. 気になったら「やってみよう!」の行動力がついた!
島前高校では、とにかくできる事の幅、量がたくさん高校生に発信、提供をされていました。寮生活や学校生活といった身近なところから、グローバル探究、夢探究、地域での活動… 島前高校で、たくさんのモノコトに興味・関心をもつきっかけをいただいたとともに、一歩踏み出せば自分の視野が大きく広がることもたくさん経験させていただいたように思います。

Q. 卒業して感じる島前高校の魅力 は何ですか?

A. 卒業して、島前高校・島前地域のいいなあと思うところは、とにかく「本気で頑張っている」同世代や、大人にたくさん囲まれているということです。 なにかに挑戦してみたい、と思ったら、同じ思いを持つ人にすぐ出会えることや、挑戦できる場所を創り出して下さる方もたくさんいる事。 それ以前に、「挑戦したい!」と自分自身が言い出しやすい環境であったことが、島前高校や島前地域のとっても魅力的なところだなと感じています。

 

Q. 最後にメッセージをお願いします。

A. 常に挑戦し続ける島前の皆さんが大好きで尊敬しています! これからも頑張ってください!

海士町で得た人との繋がりは一生の財産(マンスリーサポーターキャンペーン)

今回はまずはこちらをご覧ください!

こちら、昨年度の隠岐島前高校卒業生 鈴木優太くんが、同じく島留学で高校に通っている寮生たちと一緒になって作成した生徒発の動画です

その鈴木くんからもメッセージをいただいたので、ご紹介します。


Q.自己紹介をお願いします。

こんにちは。 紹介にあずかりました、鈴木です! 神奈川県は横浜に生まれ育ち、島根県の離島「海士町」で高校3年間島留学をしていました。 卒業後はローカルライフマガジン「TURNS」を発行している東京の広告代理店に入社し、高校時代に没頭していた映像制作やTURNSの企画ディレクション、地域取材、新規事業の立ち上げ、SNS運営など幅広い業務に日々励んでいます。

 

Q.海士町だからこそ得られた経験や、身についた力は何だと思いますか?

卒業して約1年、島前高生・海士町という肩書きが外れた今、島を離れて感じた一番の魅力は「人との繋がり」でした。 高校3年間を通して本気で夢を語れる仲間ができ、それを応援してくれる地域の大人がいる。 僕が海士町で得た人との繋がりは、一生の財産です。

 

Q.今回のキャンペーンについて一言をお願いします。

新しいことが始まる時の海士町この「わくわく」感が大好きです。 これからの海士町の躍進に期待しています!


私が初めて鈴木くんに会ったのは、高校に入りたての頃。その時の彼は、中学卒業したての少し幼さを残した少年という印象を受けました。それが、高校の3年間で、いろんな企画に参加したり、多くの人と語ったりと、いろんな体験を踏まえ、濃密な学生生活を送り、今は社会人として活躍しているようです!いきいきと自分の道を進んでいる様子を聞けて本当に嬉しく思います。

ちなみに、彼が高校生の時に行った下↓のクラウドファンディング(終了)も、多くの地域の大人に協力をもとめ、彼自身も多く悩み考えながら、進めた企画です。もし良ければのぞいてみてください。
該当サイト

 

自分で考え、勉強することを学んでいます(『螢雪時代』2018年8月号より)

『螢雪時代』2018年8月号に、隠岐島前高校2年生の荒巻響(まゆら)さんのインタビューが掲載されました!

記事の全てを読みたい場合は、プロジェクトのホームページ「ライブラリ」に掲載していますのでぜひご確認ください。

自ら学ぶ。地域と関わる。島での学びは、ワクワクがいっぱい!

島に来た当初は、毎日が驚きの連続でした。

とくに、人と人との距離の近さは最初は戸惑うほどで、釣りをしていたら知らない人に声をかけられて、釣った魚を料理してもらったこともありました。

勉強の面では、高校でも学習センターでも、自分で考えたり自分の意見を話したりする機会が多く、先生やスタッフからの「あなたはどう思うの? なぜそう考えたの?」という問いに答えようとすることで、次第に自分の中で考えが深まっていくのを感じます。

島に来てから、勉強というのはやらされるものではなく自分が主体となってやるものなのだということを、身をもって学んでいます。

また、学習センターでは地域と関わり合いながら作り上げる「夢ゼミ」というプロジェクトがあり、昨年は島前地域を紹介する雑誌を制作しました。
取材から編集、デザインまですべて自分たちでやり遂げ、大きな達成感がありました。

ただ知識を詰め込むだけじゃない島での学びに、大満足です。

本気で打ち込むものをこの島で見つけたい(『螢雪時代』2018年8月号より)

『螢雪時代』2018年8月号に、隠岐島前高校2年生の應手楓太くんのインタビューが掲載されました!

記事の全てを読みたい場合は、プロジェクトのホームページ「ライブラリ」に掲載していますのでぜひご確認ください。

自ら学ぶ。地域と関わる。島での学びは、ワクワクがいっぱい!

今、僕が一番楽しいのが、「夢探求」の授業です。

島前地域の課題を見つけ出してその解決策を考え、最終的には島前の観光プランという形にまとめ上げて、シンガポール研修時に英語で発表する予定です。

中学生の頃は、覚えた知識が将来に役立つと思えず、勉強をする意味が見出せなかったのですが、隠岐島前高校ではプロジェクト型の学習が多く、生きるために必要な力を身につけているのだということを実感できます。

一方で、1年次はいわゆる基礎学力をつける勉強にはなかなか身が入りませんでした。
学習センターのスタッフの方が親身になってアドバイスをしてくださり、2年生になってからは提出物を期限内に出せるようになりました。

これは、僕にとって大きな成長です。

この島に来ていろいろなことに挑戦してきましたが、何かに本気で打ち込んだことがないというのが、僕の悩みです。
高校生のうちにこれだと思えるものを見つけ、全力で取り組みたいです。

一歩踏み出したその先に、やりたいことにチャレンジできる環境が揃っている

隠岐島前高校2年の永原颯貴さん(以下、「さっちゃん」)。地元海士町出身で、部活に勉強に課外活動に、日々一生懸命励む明るく活発な彼女。そんな彼女に、島前高校での学校生活について、そして入学当初からの自分の変化について聞きました。

想像もし得なかったことにチャレンジする日々

―さっちゃんはどうして島前高校に入学しようと思ったの?

最初は全くここに来る気がなかったんですよ。もともと島外の松江の進学校に行って勉強をとことんやろうと思っていたんです。でもやっぱり勉強と部活の両立ができるのは島前高校かなって思うようになってきたんです。

海士町では「頑張る子支援」というものがあって金銭的な面でのサポートがあったり、部活動でも先生方が毎回見に来て指導してくれるっていうのを聞いて良いなって思いました。勉強面でも、どこの高校に行っても頑張るかどうかは結局自分次第だから、環境によって自分を勉強する方向にもっていくというよりも、あえて色々な生徒のいる高校で自分自身で勉強を頑張ってみたい、小さな高校だからこそ一番になってやろうって気になったんです。もちろん、親と離れたくない気持ちが大きくなったのもありますけどね。(笑)

 

―実際に島前高校に入ってどう?

自分が想像もしていなかったことをやり過ぎてるなって思いますね。ブータンに行ったり、イベントを企画したり、地域の方にインタビューをしたり、本当に入学前の自分には想像もつかなかったことをたくさんやっています。島前高校の先輩方が色々な活動をしていたのは知っていたけど、まさか自分もやるとは思っていませんでした。

最初の頃は何か特別なことに挑戦することに対して臆病で、恥ずかしい気持ちがありました。だからグローバル探究とか色々な活動に対してなかなか手を挙げることができずにいました。でも島外の子とか、普通に「やりたい!」って口に出しているんですよね。凄いな~って思いました。わたしも負けてられない、海士の子として頑張りたいという気持ちが湧いてきたんです。びっくりしました。私にも海士の子としてのプライドがあったんだ~って。(笑)

 

―島外の積極的な子たちに影響された部分があるんだね。

そうですね、島前高校に入って自分のやりたいことを「やりたい!」って言えるようになりました。周りを見ていると、やる人とやらない人の差ってあるなと感じます。私もたまに人に流されちゃうときもあるんですけど、自分の気落ちに従って決断力をしっかり持って、やると決めたことを継続的に頑張れるかがすごく大切だなって改めて感じています。

今では自分の意見を言わない方が恥ずかしいなって思いますね。島前高校に来て、島前の子にプラスして島外からも色々な生徒が来て色々な考え方に触れる機会がたくさんあります。みんなが色々な考えを口に出しているから、自分の考えもあっていいものなんだと思えるようになったんですよね。だからこそみんなに対して自分はこう思うんだとはっきり言えるようになりました。これは私の一番の成長です。

学んだことをかたちにする大切さを知れた

―島前高校のカリキュラムって、地域生活学があったり、グローバル探究があったり他校にはない独特なものだと思うんだけどそこについては実際に入学してみてどう感じてる?

まず、数学の授業はすごく良いなと思っていますね。自分たちで勉強を進めていくスタイ ルなんです。分からないところはグループの子や先生に分かるまで教えてもらえるから、つまずいて一気に遅れてしまうってことがなくて良いですね。

地域学についても、始めは地域について考える意義なんて分からなかったんですけど、授業を通して地域の課題を発見し、どう解決していくのか、その方法を考えて実際に実行して振り返りをするというプロセスを経験することができました。前に出て発表をしたり、自分の意見を言ったり、色々な人に協力を求めたり、これって社会に出てから必要となるスキルだなって思います。教室での教科学習だけでは経験できないこともたくさんできるのは島前高校の魅力のひとつですね。

 

―さっちゃんはグローバル探究にも参加したと思うんだけど、どうして参加しようと思ったの?

中学校の時に家族とアメリカに行くことがあって、その時に英語が話せなくて悔しかった経験があったんです。それで英語を話せるようになりたいという思いもあったんですけど、海外の文化も学んでみたいって思ったんです。ブータンの食文化を体験してみたいなって。

 

―実際に参加してみてどんなことをしたの?

私たちはもともと、島前の文化が継承されなくなってきているという問題意識がありました。例えば郷土料理が作られなくなってきているとか。それに比べてブータンでは毎日のようにみんなが郷土料理を食べているのを知って、どうしてブータンでは文化が継承されているのかをインタビューなどを通して調べることにしました。調査を通して島前とブータンとの文化の違いや人々の文化に対する意識の違いなどを知ったり、島前の文化の良いところを改めて感じたり、文化を継承していく上で参考になる部分がブータンにはあったりして、とても貴重な経験でした。

更に島前高校では、プログラムに参加したら終わりではなくて、参加して学んだことをどう活かしていくのか、どう周りに発信していくのかというところも大切にします。私自身、今まではやったらやりっぱなしなところがあったんですけど、経験したことや学んだことを形にしていくことの大切さを改めて学ぶことができました。

自分がやりたいと思ったことを最後までやりきる

―さっちゃんがこれから挑戦していきたいことは何かな?

今やっていることを最後までやりきることですね。ブータン探究もそうですけど、部活と勉強においても最後まで悔いのないようにやりきりたいです。部活動は、中学校からずっとテニスを続けてきて辛い時もたくさんあったんですけど、乗り越えて今まで続けられていることがすごく自信になっているし、大好きな活動のひとつなので最後まで精一杯やりたいです。

勉強においても、以前は将来やりたいことも見つかっていなかったからネームバリューで大学を見ていましたし、勉強するのが好きではありませんでした。でも今では、島前高校で色々な経験をしていく上で、大学でこれを学びたいというものが見つかったから勉強へのモチベーションもできました。勉強の成績を上げることは他の高校でもできたかもしれないけど、何で勉強するのかを考えることはきっと島前高校だからできることですね。

 

―勉強の面でいうとさっちゃんは学習センターにも通っているけど学習センターってさっちゃんにとってどんな場所かな。

自立するために助けてくれる場所、ヒントをたくさんくれる場所ですね。あくまで自分で考えることを大切にしてくれて、すぐに答えを教えてくれる場所ではなくて一緒に成長しようとしてくれる人がいるところです。勉強のスタイルにおいても一人一人の歩みに合わせて勉強のスケジュールや目標を一緒に立ててくれます。いつでも助けを求められるような大切な場所ですね。

自分の地域の文化を、誇りをもって語れる島の方たちのように

―さっちゃんは、これからの未来に対してどんな思いがあるのか教えてほしいな。

前は未来に対して不安しかありませんでした。人と違うことが怖かったし失敗するのが怖かったです。

でも今では何事も何とかなるだろうって思えるし、やりたいことがどんどん自分の未来に見えてきて、自分の未来が楽しみだなって思えます。人に流されるのではなく、自分でこういう未来にしたいっていうのを考えられるようになりました。きっと助けてくれる人も見守ってくれる人もいて、自分が頑張っていく中で困ったときは助けを求めれば良いんだって思うことができているからこそ、未来に対する不安や暗い気持ちがなくなったんだと思います。

近い未来でいうと、大学では比較文化に関する勉強をしたいと思っています。将来、他の文化との比較を通して島前の文化の魅力を知っていきたいし、島前の文化に誇りをもてるようになりたいです。

 

―素敵だね。是非島前の文化の魅力を発信していって欲しいな。

地域の人が、自分の文化について語っている姿を見ると、かっこいいなって思うんです。だからわたしも自分の文化に誇りをもっと語れるような人になれるように大学で色々な文化に触れてたくさん文化について勉強したいです。

 

―最後に改めて、島前高校がどんな学校か教えて欲しいな。

島前高校は悲観的で自分に自信がなかったり、意見を言えないような人でも周りにいる色々な人たちに感化されて、成長できる場所です。自分で一歩踏み出すだけでたくさんのことにチャレンジできる環境が揃っている、とても魅力的な学校だなって心から思いますね。だから是非来てほしいですね。海士町にも、島前高校にも。

〒684-0404 島根県隠岐郡海士町福井1339 一般財団法人島前ふるさと魅力化財団 TEL 08514-2-0310 FAX 08514-2-0133

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