公教育から、島の未来をつくるしごと。

日本海に浮かぶ離島・隠岐島前。
海士町、西ノ島町、知夫村の3町村からなるこの地域は、海で隔たれた「離島」でありながら、都の文化が流れ着き、世界と交わってきた「ひらかれた島」でもあります。
この島で私たちは、学校・地域・行政と垣根を越えて手を携えながら、公教育の可能性を探究、実践してきました。全国から人が集い、教員でも民間でもない多様な立場のスタッフが、小中高校と地域の学びを繋ぎながら、制度や役割の壁を超えた挑戦を続けています。
立場を超えて、共に悩み、実践しながら、島の未来をつくっていく。
そんな取り組みを一緒に進めていく仲間を募集しています。
募集中のポジションに限らずご興味をお持ちの方には、当プロジェクトの求人に関するお知らせを適宜お送りさせていただきます。
登録ページよりご登録ください。
また、隠岐島前教育魅力化プロジェクトnoteマガジン「魅力化プロジェクトで働く」でも、私たちの仕事についてご紹介しています。

【★募集中★】
教育魅力化コーディネーター(隠岐島前高校)
隠岐島前高校で生徒の基礎学力向上やキャリア教育など、学校や地域という場所だけではなく、既存の教育の枠組みを超えて、実践的な生徒たちの学びに伴走します。
—過去の募集記事—
仕事について、求人サイト日本仕事百貨にてご紹介いただきました。

【★募集中★】
教育魅力化コーディネーター(西ノ島小中学校)
島前地域の中でも西ノ島町の小中学校で、地域資源を活用したふるさと教育やキャリア教育のコーディネート、地域の各教育機関との連携教育などを行います。
—過去の募集記事—
求人サイト日本仕事百貨にてご紹介いただきました。

【★募集中★】
大人の島留学生
隠岐國学習センターもしくは隠岐島前高校で、スタッフと共に学習支援や各種プログラムのサポートを行います。「魅力的で持続可能な学校と地域をつくる」ビジョンのもと、地域の学びや暮らしに深く関わり、プロジェクト全体にかかる活動(広報など)にも携わります。
大人の島留学制度では教育魅力化プロジェクト以外の事業所、プロジェクトでもエントリーを受け付けています。詳しくは大人の島留学ホームページをご覧ください。

【★募集中★】
■知夫村 ハウスマスター(児童・生徒寮スタッフ)
知夫村の島留学生(小・中学生)が住む寮で、島留学生の生活・活動のサポートや寮の運営に携わる仕事です。(所属:知夫村教育委員会)

【現在、募集していません】
隠岐國学習センタースタッフ
隠岐島前高校と連携しながら、生徒の自立的な学びやキャリア形成を支援しています。近年は小中学生にも対象を広げ、日常の学習支援や多様な価値観に触れる越境機会を島内外で創出しています。
—過去の募集記事—
仕事について、求人サイト日本仕事百貨にてご紹介いただきました。

【現在、募集していません】
ハウスマスター
隠岐島前高校のハウスマスターとして、寮の運営に関する業務や生徒の自立支援のサポート業務を行います。また、地域と生徒との交流企画および実施も担当しています。
—過去の募集記事—
仕事について、求人サイト日本仕事百貨にてご紹介いただきました。

【現在、募集していません】
総務部スタッフ
「魅力的で持続可能な学校と地域をつくる」というビジョンに向かっていくチームを支える総務経理スタッフです。経理業務のほかにも視察受入れや各種役員会の調整業務、ビジョンを実現するための施策の企画や実行などにも幅広く関わる立場です。
プロジェクトメンバー紹介
プロジェクトで働くメンバーからの一言コメントをご紹介します。
教育魅力化コーディネーター(隠岐島前高校)

原 周右
公教育の常識にとらわれず、学校という組織の中から変化の渦をつくっていくのがコーディネーターの役割だと思っています。生徒募集をしたり、先生と授業の設計をしたり、地域の方との調整をしたりと仕事は多岐に渡ります。
先生とは違う、俯瞰したところから全体を見ることができるコーディネーターですが、自分の正解を押し付けるようなことはしません。生徒も、先生も、同じチームのメンバーも、関わる人たちが自分で考えて行動できる状況、それぞれが活躍できる環境をどうつくればいいのかを考えながら仕事をしています。(2023年9月)
隠岐國学習センタースタッフ

冨岡 千紘
主に、学習センターに通ってくる3年生の担当をしています。以前は高校教員として英語を担当していたので、学習センターでも英語を教えるものだと思って島に来ました。けれどここでは、どんな教科でも質問が飛んでくるんです。答えられるように準備したり、得意な人につないだりしながら生徒たちの学習に付き添っています。
大切にしているのは、生徒との面談の時間です。今どんなことに関心があるのか、困っていることはあるのかを聞かせてもらうためにも、まずは話しやすい相手でいるように心がけています。(2023年9月)
ハウスマスター

田中 里奈
寮生活をサポートしたり、島親さんたちとマッチングをしたり、生徒と地域の方々をつないだりしています。自治寮として生徒たち自身が運営をしているなかで、私がどのくらい介入したほうがいいのか、関わるなかでどれだけ学びの機会を増やせるのか。自分自身のあり方は常に考えながら行動しています。
寮生にとって、寮はありのままの自分でいられるような場所になってほしいし、私は安心して相談できる相手になれたらいいなと思っています。(2023年9月)
大人の島留学生

廣瀬 惟來
私は現在、隠岐島前高校の地域共創科で、生徒の探究活動の伴走や広報業務に携わっています。自分自身もこの高校の卒業生ですが、当時とは異なる立場で地域と関わる中で、見える景色や人との関係性が変わり、刺激的な日々を送ることができています。業務において特に重視しているのは、生徒に対して自身の答えを押しつけないことです。たとえ解決策が見えていても、あえて口を出さずに見守ることで、生徒が自らの力で道を切り拓いていく過程を支えたいと考えています。そのためには、関わり方や距離感を丁寧に見極めながら、一人ひとりと真摯に向き合うことを心がけています。(2025年8月)
